
blog パンの耳企画
そして今回は、メンバー福田がずっと実現したいと思っていた
今までは福田が所属劇団公演のおまけコーナーで上演したり、パンの耳企画第一回公演の劇中で使用した紙芝居ですが
山納さんとお会いしたのは、パンの耳企画の第一回公演
【パンの耳企画】
2006年 秋 隕石少年トースターの女優陣である福田真美、千歳晶子、辻千香
2007年4月21日~22日 vol.1『しまだライス』@common cafe
大阪・中崎町にあるコモンカフェ。カフェをオープンさせたい、興味がある「見習い主人」がカフェ経営が自分に務まるか、また夜公演される演劇や音楽も自分の表現がどの程度通用するのか、試し打ちをするための場である。扇町ミュージアムスクエアのマネージャー経験のあるオーナーの山納さんは、「他者」との出会いによって人は成長するという想いで、その出会いの場をひとつひとつ作り上げてきました。その集大成がこの一冊です。
景気後退の長期化、大資本によるチェーン化が進行している昨今、個人でバーやカフェを経営していくのは大変難しい状況であり、 閉店に追い込まれる店も増えてきています。
こうしたお店の中には、様々な人たちをつなぎ合わせるサロンとして機能している空間も少なくありません。
一方において、個人で開業を目指している人、また自分たちの空間を持ちたいと思いつつも経済的理由・仕事との兼ね合い などで実現できない、という人は少なからずおられます。
「Common Cafe」は、そうした欲求を持つ有志を集め、各個人に無理がかからない程度の負担によって一つの空間を獲得、維持、 発展させていくことを目指しています。
また、不況が長期化する現在、企業によるメセナは曲がり角を迎えています。
行政による芸術文化政策も、財政状況の悪化とともに縮小の方向に向かっています。
これからの表現活動は、大きな力に支えてもらうことを前提にしては成立しないのではないか、そんな雲行きになってきています。
今回の「Common Cafe」では、約20坪のスペースを、昼間はカフェ・夜はバーとして日替わりのマスターで運営しつつ、 ライブや演劇公演や展覧会をおこなっていく予定です。
経済的に自立した形で表現空間を運営すること、そしてその空間の「お祭り」としてさまざまなイベントを行うことにより、 空間の運営に関わるさまざまな立場の人々を集めることができる、本当の意味でパブリックな表現空間を作ることを目指しています。
今回のプロジェクトを通じて、経済のシステムに乗せることは難しいけれども貴重な空間、文化的役割を果たしている空間を有志によって維持する、という方法論を模索し、今後に活かしたいと考えております。