2008年2月9日土曜日

「働くことを考える」 西村佳哲さん×山納洋さん

奈良県立図書情報館で「働くこと」を考えるワークショップに参加しました。講師は働き方研究家の西村佳哲さん(リビングワールド代表)と、お馴染みの山納さん(大阪21世紀協会コラボレーションセンター・チーフプロデューサー)です。

「好き」の強度を上げる

やまのうさんは最近、世界史の勉強をはじめたそうです。それは、好きなことになれるかなあということの実験なんだと語ります。世界史のことを知るにあたって、導入でやさしいものに触れ、のちに詳しい人に会って話をします。繰り返すうちに知識がつき、詳しいことを誉められると歴史がもっと好きになります。

同じように、仕事も好きだからはじめるということと別に、その仕事が好きになってくるモードがあると言います。やらされ仕事で終わらない工夫として、10の仕事を15でかえすことにこだわるそうです。その付け加えた5の部分が自分の仕事にかわるからです。

ワークショップの参加者の多くの方が、この部分に呼応してうなづいている様子でした。「好き」の強度を上げること。「好き」の先に仕事がついてくるイメージです。自分の「好き」は、変えていけるというお話でした。